夏の暑さが目の前まで来ましたね。
今年は今までテキトーにやっていたゴルフを頑張ろうと思ってる院長の神山です。
さて。今日はむし歯の原因菌として知られている「ミュータンス菌」
CMなどで皆さん耳にしたこともあるかもしれません。
これがむし歯だけでなく、皆さんが毎月病院に通ってずーっと飲んでいる薬や
頑張っているのになかなか効果が出ない、苦労している病気と関係しているかもしれないというお話です!
健康診断で血糖値や血圧、コレステロールなどを指摘され、食事に気を付けたり運動を始めたりしている方は多いと思います。
それでもなかなか数値が改善しない。薬を飲んでいるのに思うような結果が出ない。そんな経験はありませんか?
もちろん原因は一つではありません。しかし近年、お口の中の細菌が全身の健康に影響を与えている可能性が注目されています。
虫歯の原因菌として有名な「ミュータンス菌」は、歯の表面に付着して酸を作り、歯を溶かす細菌として知られています。しかし最近の研究では、その中に「Cnm陽性ミュータンス菌」と呼ばれる特殊なタイプが存在することがわかってきました。
この菌は歯だけでなく、血管や心臓などの組織にも付着しやすい特徴を持つと考えられています。研究では脳出血や脳梗塞、心血管疾患との関連が報告されており、現在も研究が進められています。
もちろん、「この菌がいると病気になる」という単純な話ではありません。生活習慣や遺伝的要因など、多くの要素が複雑に関係しています。しかし、お口の中の細菌が全身に影響を及ぼす可能性があることは、歯科医療の世界ではもはや特別な考え方ではなくなっています。
実際に私は診療の中で、歯周病や虫歯を改善し、お口の環境が整ったことで健康への意識が高まり、生活習慣そのものが良い方向へ変化していく患者さんを数多く見てきました。
お口は食べ物や飲み物が最初に通る場所であり、全身への入り口です。そのため、口腔内環境が悪化すると細菌や炎症の影響が全身へ広がる可能性があります。
もし健康のために努力を続けているのに思うような結果が出ない場合、一度お口の健康にも目を向けてみてください。虫歯や歯周病がなくても、細菌のバランスが崩れていることがあります。
歯科医院での定期的なメインテナンスは、歯を守るためだけのものではありません。将来の全身の健康を守るための大切な習慣でもあります。
健康な人生は、健康なお口から始まります。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
歯ブラシ選びや、洗口剤マウスウオッシュを適切に使うことも、改善の可能性に大きく助けになると思いますよ!
お口の健康から身体の健康もコントロールして、しっかり噛みしめてゴルフでも、スコアアップ目指しましょう⛳

参考資料
広島大学 【研究成果】う蝕原因菌の約20%に存在する細胞接着因子Cnmを持つう蝕原因菌の歯内感染が脳出血の悪化に大きな関わりがあることを動物実験により解明