我孫子駅より徒歩3分のなかむら歯科｜60代女性 全体的に歯の上部や根元部分が欠けているためフッ素塗布を行った症

患者様にお話を伺うと「お風呂上がりに口の中をスッキリさせたい」との思いから、毎日りんご酢を飲んでいるとのことでした。さらに、その後は歯磨きをせずに就寝されていたそうです。
このような習慣により、酸によって歯の表面のエナメル質が溶ける酸蝕症（さんしょくしょう）が生じていると考えられます。

このまま放置すると、さらに歯が欠けたり知覚過敏の症状が出たりする可能性があることから、治療が必要と診断しました。

フッ素の効果
① 初期の虫歯を修復する働きがある
② エナメル質を酸に強くし、虫歯に対する抵抗力を高める
③ 磨き残した汚れの中の細菌が、酸をつくるのを抑える効果がある

また、歯科医院で使用するフッ素は市販の歯磨き粉に含まれるものよりも高濃度であるため、より高い予防効果が期待できます。
なお、フッ素塗布後30分間は飲食を控えていただく必要があることもご説明しています。

患者様は「りんご酢を飲むタイミングを見直してみる」とのことで、生活習慣の改善にも前向きに取り組まれる姿勢がうかがえました。

今後は当院にてフッ素塗布を定期的に行いながら、経過観察を継続していく予定です。