我孫子駅より徒歩3分のなかむら歯科｜6歳女の子 虫歯のリスクが高い乳歯に予防処置を行った症例

この歯は乳歯ですが、患者様の年齢を考慮すると、生え替わるのはしばらく先になります。まだ虫歯になっていない今の段階で虫歯予防処置が必要と診断しました。

まずは右上奥歯の溝にプラークが残っていないかを丁寧に確認しました。今回の患者様は比較的歯がきれいでしたが、プラークが残っている場合は歯ブラシでしっかりと除去します。
次に、ロール状のコットンなどを歯の周りに敷き詰めて唾液が入らないようにし、歯の表面処理である「エッチング」を行った後、処置部を洗浄・乾燥させました。
その後、奥歯の溝にシーラント材を詰めて特殊な光で硬化させ、噛み合わせに問題がないかを確認して処置を完了しました。

まもなく、奥歯の一番後ろに永久歯（第1大臼歯／6番）が生えてきますが、生えた直後の永久歯は歯質が弱いため虫歯になりやすく、第1大臼歯は歯ブラシも届きにくい部位です。
経過を観察し、親御様のご希望があればこちらにもシーラントを実施する予定です。

歯は噛むことだけでなく、発音や表情、姿勢など全身に影響を与えています。また、正常な歯並びや噛み合わせは、スポーツなどでより力を発揮することを可能にします。
歯にはさまざまな役割があり、子供の頃から虫歯を予防して守っていくことが非常に重要です。

子供の口の中は成長とともに大きく変化していきます。健康なお口を保つために、成長段階に合わせたクリーニングや治療をご提案したいと考えています。