患者 | 70代女性 |
---|---|
主訴 | 「コロナ禍で2年程検診に来られなかった。歯石がかなり付いてしまい、着色もあるので取ってほしい」とご相談いただきました。 |
診断 | 拝見したところ、細菌の塊である「プラーク」や、プラークが硬く石灰化した「歯石」が全体の歯に多く沈着していました。 プラークや歯石が原因で、歯ぐきにも強い炎症が生じており、赤みや腫れが認められました。 また、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目を中心に着色も確認されました。 |
治療内容 | 患者様への歯磨き指導「TBI」を行ってプラークを除去し、歯ぐきの炎症を治めてから専用の器具で歯石を取り除く治療をご提案したところ、同意いただきました。
まずは、歯ブラシの正しい当て方や動かし方をご指導し、ご自身でプラークを除去する練習をしていただきました。 その後、歯ぐきの状態がさらに良好になったのを確認してから、歯の表面に専用のパウダーを吹き付ける「エアフロー」での着色除去をご提案し、こちらもご希望いただきました。 治療の前後では口腔内の写真撮影を行い、患者様に治療内容や効果をわかりやすくご説明できるよう努めました。 |
治療回数 | 2~4回 |
費用 | 2,000円~6,000円 |
治療後の状況 | 歯が本来の白さを取り戻し、歯ぐきもひきしまって健康的な口腔内になりました。 患者様にも「久しぶりの検診でお口の状態がどうなっているか心配だったが、説明をしっかりしてくれて状況がよく理解できた。見えにくいところも写真で確認でき、お口の中もとてもすっきりして気持ちが良かった!」と大変ご満足いただきました。 現在は3ヶ月に1回の検診でご通院いただき、着色の予防や除去を行っています。 |
治療のリスク | ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります ・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります |
クリニックより | コロナ禍の影響で、歯科医院になかなか通えず、期間が空いてしまっている方も多いかと思います。 ですが、間が空いてしまったからといって「悪い!」ということはありません。 勇気を出してご来院いただいていると思いますので、私たちも患者様の状態が一番良くなる方法を、精一杯相談させていただければと思います。 一方的に治療を行うのではなく、その都度お話をしながらライフスタイルに合ったご提案をさせていただきます。 いつでもお待ちしております。 |