患者 | 30代男性 |
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主訴 | 前歯の一部を早く安く治したいとのことでご相談いただきました。 新型コロナウイルスや緊急事態宣言などでマスク生活になり、治療についてはワイヤーを使った矯正治療でも構わないとのことでした。 |
診断 | 拝見したところ、前歯の右上横に少しずれて生えている歯がありました。 生まれつき歯が生える隙間が足りていなかったようで、結果として一部がずれて生えてしまっていました。 |
治療内容 | 患者さんのご希望もあり、ワイヤーを使った部分矯正を行いました。 ワイヤーを使うメリットは、費用を抑えられ微調整がしやすいという点があります。 またマウスピース矯正と違って患者さんでは取り外せないため、装着時間などを気にせずに治療を進められる点などがあります。 また歯が並ぶスペースが足りないケースでしたので、リスクをご理解頂いた上で、IPRと呼ばれる、虫歯やその他のリスクが及ばない範囲で歯をごくわずかに(0.3mm程度)削り隙間を作る処置も行いました。 |
治療期間 | 約3ヶ月程度 |
費用 | 約250,000円(+税) |
治療後の状況 | ずれて生えてしまった歯はきちっと揃いました。 現在は定期検診で通院いただいており、かみ合わせも問題ありません。 治療後は少しの間後戻りを防ぐために保定装置を使っていただき、経過を見ていきます。 保定装置には、白く目立たないものを選択し、少しでも生活に支障が出ないよう配慮致しました。 生活にマスクが必要な期間中に治療が終わったので、周りの人にも治療をしていたことをほぼ気づかれなかったそうです。 |
治療のリスク | 矯正治療は後戻りのリスクがあります。 矯正治療中は歯の移動に伴い痛みを感じる場合があります。 部分矯正の場合は顎全体での噛み合わせがずれてしまう可能性があります。 |