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我孫子駅より徒歩3分のなかむら歯科|治した歯ってどれくらいもつの?

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治した歯ってどれくらいもつの?

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こんにちは。

先日夏休みを頂き、子どもたちと釣りして食べました!

はじめてトローリングをしたんですが、船長もびっくりの今季最大サイズのサワラが釣れちゃいました。ビギナーズラックですね。

魚の引きが強すぎてなかなかリールがまけないし、近づいたと思ったらまた離れちゃって。もーがんばれ〜ぐるぐる巻いて〜のくり返しで、普段重いものをほとんど持たない仕事をしているせいか、腕がパンパンになりました。

たくさんの種類の料理に変身して、魚だけをこんなにお腹いっぱい、満足いくまで食べたのは初めてでしたね。

 

 

さて、今日は、保険で治療した歯ってどれくらいもつの?という質問をよく聞くのでそのあたりの話をしたいと思います。

 

まず、こちらは先日世界的な歯科の総合メーカーデンツプライシロナの衛生士さんの講演で紹介してもらった資料になります。

 

3120本の歯を調査し、平均生存期間を出しています。

ここで言う生存期間とは、再治療もしくは抜歯になるまでの期間としています。

金属のつめもの      インレー : 5.4年

プラスチックのつめもの  CR     : 5.2年

金属のかぶせ物      クラウン : 7.1年

金属のブリッジ      ブリッジ : 8.0年

 

これを長いと見るか短いとみるかは、人それぞれだと思います。

ただ、口の中に残っていて症状が無いから問題無いと言うことはないのです。

銀歯、金属の修復物は何かの理由で外すとたいてい一部が外れかかっていて黒ずんでいることがほとんどです。これは歯科医師ならよく目にすることです。

そこにもし汚れが溜まりやすい環境、ちゃんと汚れが取れていない等が合わさると当然むし歯は再発、進行するわけですね。

 

つづいて口腔衛生学会誌の論文から引用します。

青山 貴則ら、口腔衛生会誌 58 :16~24, 2008

各修復物の再治療率と10年生存率

メタルインレー   :  28.1%  67.5%

コンポジットレジン ;  25.5%  60.4%

メタルクラウン   :  32.7%  55.8%

メタルブリッジ   :  60.0%  31.9%

大きな修復物になるほど再治療率が高くなるようです。

10年生存率を見てみると1歯で修復した方がより長く保っている傾向があります。

やはり小さい治療のうちに以下にしてちゃんと治すかという事が大切だと思われます。

 

なぜセラミックの歯などがお勧めかというと?

セラミックと歯はきちんと接着されるからです。金属は歯とは接着しません。すき間をセメントで埋めているだけなので短期的には良いですが、だんだん噛む力や水分、温度など色々過酷な環境にさらされてセメントが崩れていくことがあります。

 

コンポジットレジンは硬いプラスチックなので

見た目や接着という観点では歯に優しい治療ですが、プラスチックなので劣化の心配が金属とは別の意味でリスクとなります。

保険外のコンポジットレジンは組成がより改良されているため、長期に安定しやすい、変色が少ないのが特徴なのです。

 

近年、日本でもメタルを使わない治療が増えてきています。

保険でも白いつめもの、かぶせ物が出来るようになりましたが

材質は、これも平たく言えばプラスチックの硬いものです。

また型を採って作るハイブリッドレジンという材料が最近保険治療に加わりました。

今まで銀歯だったところに白いつめものかぶせ物が入れられるという意味では見た目が良いので好まれがちですが、気をつけてください!

ハイブリッドってなんかすごい材料、かっこうよさそうですが

保険のハイブリッドはほとんどがプラスチックです。ごく一部にセラミックが混ざっている状態なので、ちょっと上質な仮歯みたいな素材だと思った方がいいです。

メタルよりも強度が落ちるため、その分、歯を削ってつめものの厚みとらないと壊れやすいという問題もあります。

将来セラミック治療をするまでの移行期間として仮と思って使用するのは良いかもしれませんが

治療は繰り返す度に歯を失っていきますので

治療は1回で、出来るだけ最小限かつ再治療が少ない状態を作る事が好ましいのです。

これは歯科医師、歯科衛生士なら誰でも知っていますし、そう思っているはずです。

 

白いつめものが壊れても安いし、また治せば良いやという発想も気をつけた方がいいです。

1本の歯に治療できる回数は3〜5回が限度だと考えられます。

そうすると上の表から若いときに一回目の治療が始まり、仮に5〜8年保つ治療が五回目で限界になったら30年前後で歯が失われる可能性が出てくると言うことです。(少し粗い計算ではありますが)

小学校で治療したら50才くらいには歯を失うリスクが見えてきます。

出来るだけ治療をしないで済む = 予防

治療するなら1回で。 = 再治療を極力減らせるように

そのためには歯の問題だけで無く、噛み合わせや環境の因子も考えないといけません。

この辺はまた難しい話になるので別の機会に伝えたいと思います。

 

自分の専門、得意な分野のせいか、40代以上の患者さんと触れる機会が多いですが

歯の治療、失った治療をされる方のほとんどがもっと早くここに来ていればとか、先生に早く出会っていればといいます。

遅くはありません。気づいたときは変われるチャンスです。

少しでも良い歯を長く残して、美味しくたべて、楽しく笑える生活を送りましょう!

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