こんにちは、井上です。
暑い日が続いていますので、お身体ご自愛くださいね。
喉が渇いた〜と感じてから水分をとるのでは遅いそうですよ!
私はといいますと、6月末のあの異常な猛暑の時に、京都にいました。
だいぶ人が戻ってきたとはいえ、全盛期の頃に比べればまだまだ少ないです。
写真から暑さが伝わるでしょうか。。。
関西の暑さは本当に体にこたえます。
金閣寺は実に中学校の修学旅行以来に行ったのですが、
あの時ほどの感動はなく・・・(^_^;)
あの頃はもっとキラキラに見えたんですけどね。。。
龍安寺のお庭です。
15個の石が一度にすべて見えることはないそうです。
個人的には念願の仁和寺に行けたので大満足です。
次は桜の季節にこの御室桜を見に行ってみたいです。
さて本題へもどります。
みなさん一度は、むせた経験があると思います。
なぜむせるか、その仕組みご存知ですか?
●まず、平常時の口から空気の通り道の気管、食物の通り道の食道はこんな感じです。
常に呼吸をしているので、喉頭蓋は開け放たれ、気管と交通している状態です。
●食物を飲み込む時は、この喉頭蓋が気管への入り口をふさぎ、食道へと誘導してくれます。
なんらかの原因で、気管の方へ食物がいってしまいそうになると、反射で吐き出そうとします。
これが「むせ」です。
突然ですが、誤嚥性肺炎って聞いたことありますか?
「むせ」の反射が起こらないために、唾液や食物が気管へ入り(誤嚥)、口腔内の細菌が原因で炎症を起こしてしまう肺炎のことです。
70歳以上の肺炎の80%は誤嚥性肺炎だといわれています。
高齢の方ほど誤嚥を起こしてしまうのは、こんな理由があげられます。
1.唾液の量が減少することにより、食物を飲み込みやすいかたちにまとめられない。
2.噛む力が低下し、食物を飲み込みやすい大きさまで噛み砕くことができない。
3.喉頭蓋の閉まる反射がにぶくなる。
4.食物を飲み込むための舌や口まわりの筋力が低下する。
※服用している薬が、唾液量の減少など要因のひとつになることもあります。
なぜこのお話をしたかというと、実は歯科では、噛む力や舌の筋力などの検査を保険ですることができるのです。
「口腔機能低下症」といって、50歳以上の方ならどなたでも検査を受けられます。
診断がつけば、その方にあったトレーニング方法などをご指導することもできます。
「そういえば、前よりむせやすくなったかも・・・」
「心配だから検査だけでも受けてみたいな・・・」
と思ったら、お気軽に相談してみてください。
誤嚥性肺炎の原因は、口腔内の細菌に多くいるといわれています。
口腔内の環境が清潔に保たれていないと、細菌が増殖し、発症するリスクがさらに高まります。
定期的な検診も、ぜひぜひ継続してください!
画像はキユーピー様のHPからお借りしました。