こんにちは、笹原です。
茹だるような暑さの中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、「歯ブラシと電動歯ブラシ、実際に効果に違いがあるのか?」そして「フロスや歯間ブラシは意味があるのか?」について見ていきましょう。
私がこの内容を書こうと思った理由については後ほどお話ししますが、早速本題に入ります。
https://doi.org/10.1111/idh.12563
こちらの文献では、電動歯ブラシと手動歯ブラシのどちらが歯垢除去に優れているのかについて述べられています。
結果から申し上げると、回転振動式>超音波式>手動という順番のようです。
概ね予想通りの方も多いのではないでしょうか。やはり、手動で磨くよりも電動の方がよく磨けるようですね。
さらに、電動歯ブラシの中でも回転振動式が歯垢除去において特に優れているようです。
一般的に、回転振動式の方が歯面に対してより効果的に働くようです。
続いて、フロスと歯間ブラシの効果について見ていきましょう。
https://doi.org/10.1002/14651858.CD012018.pub2
こちらの文献でも、皆さんの予想通り効果があるとのことでした。
歯ブラシとの併用で、フロスと歯間ブラシの両方が歯肉炎の減少に効果的であることが確認されています。
フロスと歯間ブラシを比較すると、若干歯間ブラシの方が効果的だという結果が出ています。
しかしながら、どちらも併用し、狭い所はフロスを使い、歯間ブラシが入るならばそちらを使うのが良いと思います。
「電動の方が効果的だろうな」、「フロスや歯間ブラシはやった方が良いよな」と漠然と考えていましたが、今回の調査でその予想が根拠に裏付けられ、実証に変わり、私自身も勉強になりました。
私事ですが、歯列矯正を始めてから一年が経ちます。
矯正のワイヤーが入っていると、歯磨きが非常に大変です。毎日、歯磨きをして、歯間ブラシを使い、フロスを通す作業を続けていると、時々「今日はやらなくていいか」と思ってしまうこともあります。
今回は「実際のところ本当に効果があるのか?」という疑問と、「やらなくてもいいか」という甘えを払拭するために調べてブログにまとめてみました。
せっかく矯正をして歯並びが綺麗になっても、虫歯になってしまっては意味がありません。特にワイヤー矯正をしていると歯磨きが面倒になる方も多いと思いますが、明るい未来に向けて歯磨きを怠らないようにしましょう。