新学期、GWも終わり、ほっと一息のお母さん達も多いかと思います。
次は、小学生組は運動会でしょうか。まだ、お弁当のメニューが決まらないDr美穂です。
はずかしながら、いつかのお弁当の写真です(これしか写真はみつかりませんでした)。揚げものばかりで、茶色くて恥ずかしいですね。幼稚園時代は毎日お弁当をもたせていましたが、子供が男の子なのをいいわけにしてキャラ弁は作ったことがありません。ぜひ、アイディアあれば教えてくださいね🙏
来週の運動会が終わると、7月の末まで毎週末、全て学会やセミナーです。しかも、、遠方が多い😅
大阪、東京、岡山、フィリピン、北九州、横浜、東京です。さらに沖縄もありましたが、麻疹の流行で延期になりました💦
これだけ、学会等遠方が重なることは珍しいのですが、あまり、留守もできず、すべてタイトスケジュールで観光とか無しです😢とりあえず、なんとかこなして、無事に夏休み🍉を迎えたいです。(留守中を許してくれる家族には感謝しかありません、、)
よく、なんでそんなに勉強するんですか?と聞かれることが多いのですが、学会等で最新の治療や診療ガイドラインの更新をする事です。顎関節の初期治療のガイドライン製作に携わったりもしています。それに加えて、歯科の分野に限定せず、健康に導くために、食事のこと🍱、身体のこと🧘♀️の勉強をしています。情報あふれる現代、インターネットや本、論文からの知識だけではなくそれを自分の目で確かめて患者様にお伝えする必要を感じています。
では本題の、虫歯、顎関節、歯周病、病気のことをどうやってしらべる?
病気になったら、まず、どんな病気か、どんな治療法があるかをインターネット🖥で調べる方が今は多いのではないかと思います。インターネットには真偽とわずたくさんの治療法が載っています。くり返しになりますが、情報のあふれている世の中です。同時に、新しい治療法、薬など様々開発されたり、淘汰されたりしているのも現状です。 また、なんとかには◎◎がいいとテレビでやると、スーパーで売り切れになると聞いたことがあります。そのような情報ではなく、正しい情報をつかみ、健康に暮らしたい。もしも病気になったら、怪しい治療ではなく、正しい治療を受けたいと願うのが当たり前だと思います。
ただ、たくさんの治療法の中で、万人に対しての正解は1つではないことも多々あります。どの治療方法を選ぶかは、背景も含めて、しっかり医師と話し合って決めるべきであると思います。それが、あるべき姿です。そして、その決定の際に医療従事者からの一方的な情報だけではなく、正しい情報を自分でも調べたいと思うのは当たり前だと思います。そんな時、簡単にインターネットでしらべられるものの1つとして各学会がだしている診療ガイドラインを参考にするのはどうでしょうか。
診療ガイドラインとは医療現場において適切な診断と治療を補助するこことを目的に、最新情報を専門家の手でまとめたものです。医師は根拠に基づく医療(EBM)を通じて診断、治療を行うことが求められており、最新の医学研究の成果をアップデートする必要がありますが、医療従事者が全ての疾患に関して、最新の知見を身に付けることは容易ではありません。そこで、定期的に更新していくガイドラインがあれば、医療従事者同士だけではなく、医療従事者と患者さんとの間でもその内容が共有されれば医療の透明化が期待できます。現在は、海外のみならず、国内でも増えてきつつあります。
歯科の分野では、顎関節のガイドラインはかなり早期にできています。私も、その初期治療ガイドラインの作成委員として初めてのガイドライン製作をおこないました。どのガイドラインも一般の方にも分かる内容で書かれている部分もありますので、一読してみたらどうでしょうか。しかし、調べてみると分かりますが、とても漠然と書かれている印象を受けるかもしれません。それくらい、しっかりした論文をいくつも調べたところで、答えはシンプルに1つというような結論にはならないということです。ただ、ガイドラインにおいて、推奨しないという治療方法もあります。それは間違っているとか、選ばないもほうがいいという解釈ではなく、それを選択する場合は、通常より深い理解を患者様も医療従事者に求めたり、調べたりする努力や覚悟が必要だと思います。
参考までに顎関節初期治療ガイドラインです。 ご自分の調べたい病名とガイドラインといれて検索したら、製作されていれば見つかると思います。
https://www.kokuhoken.or.jp/exterior/jstmj/file/guideline_TMJ_patient.pdf#search=%27顎関節+ガイドライン%27
最後に、医科歯科大学の裏に、神田明神⛩があります。本日、そこで薪能が行われました。狂言が昆布売(シテが野村万作さん)と能 半蔀(シテが遠藤勝寛さん)を見てきました。日本の古いものが、現代につながっていることは本当に素晴らしいと思います。今年から、能の解説にタブレットが導入され、昨年より理解が深まった気がします。久しぶりの自分の時間を楽しみました☀