皆さん、いつもなかむら歯科のブログを見ていただきありがとうございます。
なかむら歯科の神山です。2月に入り寒さも本気モードですね。特に今年は雪も多く例年より寒いように思います。
寒くて毎朝布団から出るのが辛いですが、この時期はスキーができるので楽しみな季節でもあります!先日も数少ない休みを利用して家族でスキーに行ってきました。こういう時間は癒やされますね。
また、先週は広島県の歯科医師会館まで足を運びインプラント治療でも特に難しいとされる重度に骨や歯ぐきが吸収、萎縮している場合の対応について広島の歯医者の先生達に講義と実習をさせてもらいました。他の歯医者で、『インプラントができない!』と断られてしまうような場合でも、安全に確実に対応できるように、困っている患者さんを一人でも笑顔に変えてあげられるようになってもらいたいですね。
さて、今日の本題はCT検査を有効活用することです。
歯周病は日本において成人の約80%が罹患していると言われており、2001年にはギネスブックにも世界で最も蔓延している病気と認定されているほどです!!
通常歯周病の検査は全体を見るパノラマレントゲン写真や上のような局所を見るデンタルレントゲンのほか歯周ポケットの深さを測る検査など行って治療に入ります。
重度の歯周病では骨が溶けて顎の骨の形がいびつになっているため、歯ブラシや、歯石除去だけでは完全に治癒することは難しく一時的にポケットが浅くなっても、再発のリスクが高くなります。
その際の対応として外科的な対応として再生療法などを行うわけですが
再生療法を効果的に行い、結果をしっかりと出すためには術前の診断がとても大切になります。
再生治療を成功させる鍵は適応症の選別ですので、上のような影絵で見ても立体的には開くまである程度しか分かりません。
しかし、CTで色々なアングルから細かく確認したり、下のようなCTから立体画像を構築することで、実際に歯ぐきの中を覗かなくても視覚的に骨のデコボコが把握出来ます。
より確実な治療結果を得るためにとっても有用な検査なんです!
また歯科用CTは被曝量も低いため安心です。
なかむら歯科では、専門的な知識や技術を分かりやすく伝えられるよう日々努力しています。
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