4月にはいり、先月までの寒さがうそのような暖かい毎日が続いています。お変わりなくお過ごしですか?
歯科医師の北村です。
子供に限らず大人にも言えることですが、甘い食べ物より甘い飲み物の方が虫歯になりやすいです。
(食べ方や糖の量、摂取物の酸性度で差異はありますが…)
では、どのように虫歯が出来て行くのかと言うと
・食べ物、飲み物に含まれる糖が歯垢(歯の汚れ)に取り込まれる
・取り込んだ糖を糧に歯垢の中の菌が酸を作る
・その酸により歯が溶かされる
簡単に説明するとこんな感じです。
唾の働きで酸を抑えてくれますが、歯が溶けない程度まで戻るのに時間がかかります。
早い話が長時間口の中を甘い環境にすること=虫歯になりやすい環境であるという事です。
食べ物は食べたらおしまいですが、飲み物は一口飲んだら何分後に一口飲んで…となります。
そうなると口の中の甘い環境が長時間に渡って起こります。
そのため、飲み物の方が虫歯になりやすいです。
今後、段々と気温が上がっていくことにより飲み物を飲む回数が増えていきます。
その時に飲んだ後にうがいをするなり、飲み物を水やお茶にするなどの工夫するだけでも虫歯になりにくくする事は可能ですよ!