こんにちは。なかむら歯科です。
これをお読みの皆さんの中で、舌を噛んだ事がある、ほっぺたをかんだ事がある
そういった方は多いと思います。
いつでも噛む訳ではないけど・・・なぜそのような事が起こるのでしょうか?
考えた事はありますか?
頬などを噛んだ直後は、また噛んでしまう事がないように気をつけながら食事をしますね。
そうすると同じ様に頬を噛むことなく、食事を終わらせる事が可能だと思います。
人間の「噛む」と言う動作は「意識をして」噛む事も出来れば、「無意識で噛む」事も出来るのです。
意味が分かりにくいですか?それでは、呼吸を思い出してください。
寝ているときは意識をしなくても呼吸をしていますね?
それと同じように「噛む」という行為は、口にものを入れる事で「半自動的」に
行われる作業なんです。
その「自動」で行われている行動は機械と同じように無理な使い方をすると、エラーがおきます。
そのエラーの正体が「頬を噛む」「舌を噛む」ことなんですね。
では、そのエラーの回数を減らす為にはどうしたらよいか?
という事ですが、それは「あついものを食べない」「口にものを入れすぎない」です。
普通はこの2点を気をつければ、ほとんど「舌、頬」を噛む事はなくなります。
しかし、この点を気をつけていても起きる方がいます。
その原因は「歯並び」と、「習癖」・・・クセです。
口の中の構造は簡単に言うと「左右2つのくぼみに向かい、下の顎が上の顎にぶつかる」という動きです。
それが左側や右側だけで、噛むクセがありますと上手くくぼみはいらず、脱線した様になり他の部分を噛んでしまいます。
こういった、自分でも「何となくわかる」理由のときは是非、気をつけてください。
一方で、自分で気がつかないけど、どうしても「舌や頬を噛んでしまう方」はご相談ください。
あまり知られていませんが、歯科にも「リハビリテーション」の考えがあります。
昔の治療や、長く使った入れ歯など「以前は良かった状態」からの変化が原因になる場合は、とても判断も難しいです。
心配な方は、聞いてくださいね。