こんにちは井上です。
最近は気温の寒暖差が大きいせいか、体調を崩されて予約をキャンセルされる方が多いです。
皆さんもお気をつけください。
先日、愛知県の【犬山城】に行ってきました。
土曜日だったこともあり、中は最上階に出るのに1時間待ちの行列が出来てました😅
(もちろん引き返した。笑)
さて・・・ごく最近ですが、日本口腔衛生学会がこんな回答を出しました。
「食器の共有をしないことでう蝕予防できるということの科学的根拠は、必ずしも強いものではない。」
難しい文章ですが簡単に言ってしまえば、
食器を共有してもしなくても虫歯の予防にはあまり関係ない
・・・ということです。
気を遣っている親御さんはとても多いと思いますが、ちょっと衝撃の内容ではないでしょうか🫢
その理由というのが
1.生後4ヶ月には母親の口腔細菌はすでに感染している
→食器を共有するとしたら離乳食が始まる5〜6ヶ月からと思いますが、それより前からスキンシップ等を通じて子供は親の唾液に接触しているので、4ヶ月頃ですでに感染していることが確認されています。
2.虫歯の原因はミュータンス連鎖球菌だけではない
→この菌が親から感染することは、以前から研究で確認されています。
しかし、口腔内には数百種の細菌がいて、他にも虫歯の原因になる酸を作りだす菌はたくさんいるので、親からの感染を過度に気にする必要はないということです。
う蝕に関連する複数の要因を調べた日本の研究では、
「3歳児において、親との食器共有とう蝕との関連性は認められていない。」
と断言されています。
子どものう蝕予防のために大切なのは、食生活と日々のケアとフッ素です。
たとえ親から子どもに口腔細菌が感染したとしても、 砂糖の摂取を控え、親が毎日仕上げみがきを行い、フッ素を利用することでう蝕を予防することができます。
特にフッ素は多くの論文でう蝕予防効果が確認されています。
今は配合できるフッ素濃度が1500ppmまで引き上げられ、より効果が高くなっているので、積極的に取り入れてください(^-^)
※未就学児は1000ppm以下のものを使用してください。
4学会が合同発表した推奨される使用方法です。
参考にしてみてください。