こんにちは〜😆
晴れの日も好きだけど、雨もいいものだな、と感じております。
歯科衛生士のおおはしです。
さて、
口の中には良くも悪くも100億個の常在菌がいます。
前回のブログでお話されてた歯周病を発症、悪化させている菌のお話をさせてもらいます。
それは・・・
歯周病菌界トップを君臨する
悪の親玉=P.gingivalis菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス菌)
P.g.菌はヒトの血液中のヘモグロビンからヘミン鉄を手に入れます。←これが必須栄養素です。
わーい!血だ、出血だ〜!おいしいご飯どんどん食べて元気いっぱい!仲間も増やしちゃお♪状態。
しかし健康な歯肉溝や出血をともなわない歯周ポケットには出血はともなわないので、P.g.菌は必須栄養素のヘミン鉄を摂取できません。
この栄養不足のP.g.菌は増殖しずらくなり、たとえ増殖できたとしても栄養不足のため病原性は低く、歯周炎はおきません。
血がないから、お腹が減ってチカラが出ないよぉ〜。。。状態。
このP.g.菌、実は全身の病気との関係が深く、6つの型に分かれています。
もっとも病原性が高いのはⅡ型(パンチパーマ型)
みるからに線毛が悪さをしそうですね😱
素早く歯のまわりの組織細胞の中に侵入し、
細胞にさまざまな傷害を与え歯周組織を破壊し歯周炎を進行させていきます。
歯周ポケットの中の出血している傷口から、歯周病菌が毛細血管に侵入し、全身をかけまわっています。
身体はすべてつながっているので切り離して考えられないですよね。
歯周病と全身疾患はお互いに影響しあっているという報告があります。
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誤嚥性肺炎
低体重児・早産
骨粗しょう症
ガン(肺がん以外)
慢性関節リウマチ
アルツハイマー病
脳血管疾患
心血管疾患
糖尿病
慢性腎疾患
など。
こんなに怖いP.g.菌を検出できるオルコアを導入しました。
次回はこのオルコアのお話です🌱つづく。