こんにちは。歯科医師の瀬谷です。8月になり猛暑が続いていますが、こう暑いとついついコーラやビールなど炭酸飲料が欲しくなりますよね。ですが炭酸飲料はpHが低い(酸性度が高い)ため、長時間に少しづつ飲むとお口の中が酸性に傾き、むし歯のリスクを高めてしまいます。
そこで炭酸飲料を飲んだ後にキシリトールガムはいかがですか?
キシリトールには「吸熱反応」という水に溶けると水の温度をさげる性質があります。キシリトールガムを食べたときお口の中がひんやりするのはこの吸熱反応が起きているからなんです!またキシリトールには歯にとって良い効果が3つあります。
キシリトールの甘さにより唾液分泌が促進され、ミュータンス菌(虫歯菌)の出す酸を中和する働きが高まります。
キシリトールはカルシウムと結合して輸送することにより、歯の再石灰化を促進します。
ミュータンス菌は糖分を分解して酸を作り出しますが、キシリトールはミュータンス菌に分解されず酸産生の原料になりません。
いかがでしたでしょうか?キシリトールは食べすぎると下痢になりやすのでご注意ください。
[参考]ロッテ キシリトール公式ページ https://www.lotte.co.jp/products/brand/xylitol/about/