我孫子駅より徒歩3分のなかむら歯科｜実はかみしめてませんか？

実はかみしめてませんか？

いよいよ本格的に寒くなってきましたね。毎朝布団から出るのが辛い歯科医師の瀬谷です。

年末も近づき家でゆっくり過ごす時間が増える方も多いと思いますが、テレビや本を読んでいるときに上下の歯が触れてしまっていることはありますか？

実は安静時には上下の歯の間には２〜３mmほどの隙間があり、 食事や会話などでも1日に上下の歯が接触している時間は20分程度と言われています。

上下の歯が接触するのは、物をかむ時と飲み込む時、会話する時だけです。その時以外に上下の歯を接触させる癖を歯列接触癖(Tooth Contact Habit：TCH)といいます。

長時間にわたって上下の歯が接触していると、筋肉や顎関節に負担がかかってしまい、顎関節症を発症することがあるとされています。また、このTCHにより歯の知覚過敏症や噛んだ時の歯の痛み、歯の破折などの原因となることもあるので注意が必要です。

TCHはパソコンやスマホの使用時、テレビを観ている時などのように何かに集中している時に起こりやすく、他にストレスや緊張なども原因であると考えられています。 癖として無意識にやってしまう事なので、自分で自覚することは難しいと思われます。

そこで、「歯を離す」などと書いた付箋をモニターや机など目に付きやすい場所に貼り、どにようなタイミングでTCHが起きているのか把握しましょう。

この方法で実際に歯が接触しているタイミングがあったら、すぐに歯を離しましょう。大きく深呼吸をして口から息を吐きながら脱力することで自然と歯が離れます。

TCHはまず自覚することが重要です。気になる方は、ぜひご相談ください。